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車載モニター
目次
▼車載モニターとは?
▼フリップダウンモニター(天井吊り下げ型)
▼ヘッドレストモニター
▼オンダッシュモニター
▼車載モニターの選び方。おすすめは?
▼Q&A
▼まとめ
車載モニターとは?
車載モニターとは、車内の天井や助手席のヘッドレスト等に取り付ける画面のことで、車に乗りながらテレビや動画が楽しめるアイテムのことです。
近年、スマホがあればどこでも動画を楽しむことはできますが、やはり車の中では専用の車載モニターで見る方が圧倒的に見やすくなります。車に乗る時間が長い方にはぜひオススメしたいマストアイテムと言えるでしょう。
車載モニターには、フリップダウンモニター(天井吊り下げ型)、ヘッドレストモニター、オンダッシュモニターと大きく分けて3つの種類があります。
モニターの種類や特徴は、以下で解説していきます。
フリップダウンモニター(天井吊り下げ型)
フリップダウンモニターは、車の後部座席でDVDやテレビなどの映像を視聴できるものです。
フリップダウンモニターの特徴といえば、ワンタッチで使うことができることと、天井に吊り下げて設置するため、使わない時には収納でき、その分車内を広々と使えます。
収納時には破損して飛び散る危険性のあるガラス部分が隠れるので、万が一の時にも安心して使えますよね。
ただしフリップダウンモニターにもデメリットがあります。それが首が痛くなったり、車酔いしたりする可能性があることです。
ロングドライブなどで交代しながら運転する際も、運転していない時に後部座席で動画を見ながらリラックスするという使い方も有効です。渋滞中のイライラなども解消でき、快適なドライブや安全運転にもつながります。
→リンク:【001】フリップダウンモニターについて
ヘッドレストモニター
ヘッドレストモニターの特徴は、なんといっても運転中の利便性にあります。
普段観ているYouTubeチャンネルを流せるので夢中になってくれること間違いなし!
小さい子どもを乗せている際など、DVD再生やカーナビとの接続、HDMI端子の接続でスマホの画面を再生することも可能です。
ただし注意点もあります。ヘッドレストモニターは基本的に後部座席の上に設置することが多いと思いますが、事故の際に人体を傷つけてしまう可能性があるのです。
特にヘッドレストに埋め込むタイプの車載モニターは、衝突安全の観点から車検に通らない商品も多く流通しています。そのモニターが車検対応であるか、安全上問題がないかしっかり確認しましょう。
車の前席にはナビ画面がありますが、後部座席からは見えづらいもの。そのため後部座席に乗る場合、特にお子さんなどは退屈してしまうことがあります。スマホや携帯ゲーム機ならば持ち込めますが、車酔いしてしまったり、目が悪くなったりする心配もあるでしょう。
そんな時、車載モニターがあれば退屈することもなく姿勢も悪くならないため、設置する人が増えてきています。
→リンク:【003】ヘッドレストモニターについて
オンダッシュモニター
オンダッシュモニターはその名の通り、ダッシュボードの上に設置する車載モニターです。特徴としては電源の確保やケーブルの取り回しが簡単なこと。
オンダッシュタイプもDVDやテレビ、カーナビ機能も使えるのはもちろん、バック時に後方を確認するバックモニターとしても使えるため、汎用性の高いアイテムとも言えます。
ただしダッシュボードの上に設置をするので、夏には日差しに気を付ける必要があります。また日差しが強い日は、モニターが反射して見えにくくなることも。また、設置場所や大きさによっては、前方視界の妨げにならないよう注意が必要です。
車載モニターの選び方。おすすめは?
選び方①画面のサイズ
まず最初に検討するのが、モニターのサイズです。画面サイズは大まかに分けると、5インチ・7〜9インチ・10インチ以上に分けられます。この3つの画面サイズの選び方を、使用用途や車内サイズといった考慮すべきポイントを踏まえて解説していきます。
5インチ
車載モニターのメインの使用用途がカーナビや駐車サポートであるなら、大きな画面である必要はありません。位置情報の地図と文字情報が読み取れたり、車の後ろの様子が見れたりすれば問題はないので、5インチ程度のサイズでも大丈夫です。
7〜9インチ
車内でテレビやDVDなど映像を視聴するのがメインの使用用途なら、7〜9インチ程度のモニターを選ぶことをオススメします。小さなモニターになると画像が潰れて映像が楽しめなくなることもあるので、映像の視聴用には7インチ以上の画面サイズを選ぶとよいでしょう。
車載モニターは、自宅のリビングなどと違いモニターとの距離が近いので、7〜9インチ程度の画面があれば問題なくテレビやDVD鑑賞を楽しめます。
また、軽自動車やコンパクトカーなどの小さめの車だと、車内サイズに限りがあります。車内であまりにもモニターが幅を取ってしまうと、かえって車内空間が快適でなくなってしまいます。7〜9インチの画面サイズの車載モニターは、そういったコンパクトな車にもオススメできるバランスの良いサイズ感です。
10インチ以上
10インチ以上の大型モニターは、車内サイズにゆとりのあるミニバンやSUVなどの大型車にオススメのサイズです。軽自動車などに比べて、車内にゆとりがある分、モニターとの距離も遠くなってしまうので、大きめサイズの方がより快適にカーシアターが楽しめます。
注意点は、モニターサイズが大きくなるほど画像の荒さが目立つ点です。画質にもこだわりたいなら、高解像度のモニターを選ぶことをオススメします。
選び方②端子
車載モニターに、どんな機器を接続して使いたいかということも、最初に考えておくべきポイントです。例えば、地デジチューナーに接続したい、PCやDVDに接続したい、スマートフォンに接続したいなど。接続したい機器によって、それらと車載モニターをつなぐ端子の種類が変わります。使いたい機器に接続できる端子を備えた車載モニターを選びましょう。
また、車内の外部入力端子がどのような種類の端子を搭載しているのかもチェックが必要です。車種によっても対応している端子の種類は変わります。車載モニター購入の前にしっかりチェックしておきましょう。
選び方③取付場所
車載モニターを車内のどこに取り付けて使いたいか、ということも車載モニターを選ぶ時に整理しておくポイントです。
運転席・助手席の前部座席で使いたい場合は、車内のダッシュボードに取り付けるオンダッシュモニターを選びます。後部座席で使いたい場合は、リアモニターを選びましょう。リアモニターには、前部座席のヘッドレストの後ろに取り付けるタイプと、車内の天井部分に取り付けるフリップダウンタイプの2種類があります。
Q&A
Qどの車にも取付けられる?
A取り付けキットに適合する車種であるかを確認するようにしてください。
Q自分で取付られる?
A専門知識と経験がある方には取り付けられます。
自分で車載モニターを設置すると、なによりも工賃がかからないというのが1番のメリット。それなりの時間がかかる可能性もありますが、慣れている人にとっては比較的楽な作業です。
ただしデメリットとして、失敗の危険は0ではありません。さらに工具が必要な場合もあり、わざわざ工具を購入する手間と費用が増えることもあります。
Q後付けはできる?
Aフリップダウンモニターの後付けは可能です。
ただし、前述のとおり取り付けキットに適合する車種であるかを確認するようにしてください。
製品の取り付け作業の際は、ショート事故を防止するために車の電源を切り、バッテリーのマイナス端子を外します。
そのような知識以外にも専門知識と経験が必要であるため、フリップダウンモニターの取り付けや配線は専門業者に依頼しましょう。
Q取付を依頼する場合はどこに行けばよい?
Aディーラー(※)に頼む場合、たとえば同じトヨタであっても、持ち込み部品を取りつけてくれるかどうかはお店次第です。これはカーショップでも変わりません。
このため、最寄りのディーラーやカーショップに、取りつける部品やキットの内容を事前に説明し、取り付け業者で対応可能か確認してから購入するようにしましょう。
※特定の自動車メーカーと契約を結び、販売やメンテナンスをする業者です。
Q車検は通る?
A後席を確認できない場所に設置したり、運転の妨げになる場所につけてしまうと車検が通らないことがあります。
検査官によっても変わるようですが、モニターの種類によっても車検が通る基準があるようです。
車の死角を確認する際、モニターが邪魔して確認できないようなモニターはNGになるので、ある程度の大きさにするようにしましょう。
大きささえ注意すれば、基本的には車検が通るので安心できるモニターになります。
まとめ
車載モニターを購入してもすぐに観られるわけではないので、やはり少しでも不安に感じたらプロに任せることをおすすめします。また車検に通らないようなモニターは、基本的に推奨できません。気になる人は購入する前に、どのようなものがいいのかを調べておきましょう!